宿命 髭男。 Official髭男dism『宿命』の聴きどころが多すぎて甲子園どころじゃない

Official髭男dism「宿命」特設サイト

宿命 髭男

『宿命』の歌詞分析 まずは『宿命』の歌詞について詳しく見ていきたいと思います。 カメラワーク的なAメロ Aメロは風景を描写しており、冒頭の歌詞 心臓からあふれ出した声で歌うメロディ は観客席の応援団へのフォーカス 君からあふれ出した声と は選手へのフォーカス 〜群青の空の下 は引きの絵 となっています。 お好きな方ならわかると思いますが、このカメラワークはまさしく熱闘甲子園のOP映像そのものですよね。 Bメロ 繰り返しの表現 夢じゃない夢じゃない〜 嘘じゃない嘘じゃない〜 Bメロで押さえておきたいのがこの繰り返しの表現です。 繰り返しの働きには主に二種類あります。 一つは 意味の強調です。 繰り返すことで、その歌詞の意味を強めます。 この歌の中では、応援している「僕ら」から「選手」に向けて言い聞かせているようなニュアンスでしょうか。 そしてもう一つは リズムを生み出すことです。 歌詞だけではなく、詩でも用いられる繰り返しですが、読み手にリズムを与える役割を持ちます。 歌詞はそもそも詩を歌に乗せるのですから、より相性の良い表現技法とも言えるでしょう。 この歌でも落ち着いたAメロから盛り上がるサビへとだんだんと加速していくような感じを受けますよね。 さらにサビ前の「届け」で音抜きされていてグッと引き込まれます。 押韻を効果的に使ったサビ ヒゲダンの楽曲全体に言えることですが、藤原さんは押韻を効果的に活用しています。 押韻とは母音が同じあるいは響きの近い母音を繰り返し用いることです。 繰り返しの表現と同じく、詩によりリズムを生み出すほか、 耳触りの良さを感じさせることができます。 このサビでも 奇跡じゃ なくていい 母音がauei- 美しく なくていい 切れない バッテリー a[u]ei- 魂の 限り aii- というように押韻が用いられています。 さらにこのサビではバッテリーが宿命を燃やす比喩と野球の投手と捕手を示す掛詞として用いられています。 相撲をテーマとしたアニメ『火ノ丸相撲』のOPとして採用された『FIRE GROUND』でも相撲に関連した 結果次第で180度真っ白な歓声に変わる それでも弾かれまいと世界を両足で握りしめる 残ったのはどっちだ といった掛詞をうまく活用していますし、 詐欺をテーマにした『コンフィデンスマンJP』の主題歌『ノーダウト』『Pretender』でも随所に見られます。 こういったタイアップ、主題歌のテーマをうまく織り交ぜながら歌詞を書く技術が、次々タイアップされる一つの要因ではないでしょうか。 応援歌の変化 特筆したいのが、2番Aメロの歌詞 「大丈夫」や「頑張れ」って歌詞に苛立ってしまった そんな夜もあった という箇所 応援歌といえば、古くはKANの『愛は勝つ』やZARD『負けないで』や 同じく熱闘甲子園テーマ曲の『あとひとつ』など、背中を押してくれる熱いメッセージの曲が有名でした。 それに対してこの曲は今までのそういった応援歌に対するメタ的な表現になっています。 「無責任な応援に苛立つ」という感覚は私も含め若い世代には共感するのではないでしょうか。 この曲はそういった応援歌を聴く気になれない層にも響くのではないでしょうか。 こういったカウンター的な歌詞は2017年の熱闘甲子園テーマであった高橋優『虹』でも見られます。 ゆとり教育や『世界に一つだけの花』のヒットもそういった流れの一つと言えるでしょう。 その自分らしさを盾に頑張ることを避けてしまったことに切り込んだ歌詞というのは新鮮に感じました。 音楽をはじめ、流行を生み出すコンテンツはその世情や時代背景を切り取るひとつのツールとしての役割を担っています。 応援歌ひとつとってもこういった世代間の考え方の違いや時代が現れているのは面白いですよね。 まとめ 今回はOfficial髭男dismの『宿命』の歌詞分析、そして応援歌の変化についてお話ししました。 皆さんもこういった背景を考えながら音楽を聴いてみるとまた違った良さを感じられるのではないでしょうか。 作詞をする方も彼らの楽曲は技術が詰まっていますので是非参考にしてみてください。

次の

Official髭男dism「宿命」特設サイト

宿命 髭男

1曲まるごと収録されたCDを超える音質音源ファイルです。 <フォーマット> FLAC (Free Lossless Audio Codec) サンプリング周波数:44. 1kHz|48. 0kHz|88. 2kHz|96. 0kHz|176. 4kHz|192. 0kHz 量子化ビット数:24bit• ハイレゾ商品(FLAC)の試聴再生は、AAC形式となります。 実際の商品の音質とは異なります。 ハイレゾ商品(FLAC)はシングル(AAC)の情報量と比較し約15~35倍の情報量があり、購入からダウンロードが終了するまでには回線速度により10分~60分程度のお時間がかかる場合がございます。 ハイレゾ音質での再生にはハイレゾ対応再生ソフトやヘッドフォン・イヤホン等の再生環境が必要です。 詳しくは をご確認ください。

次の

Official髭男dismの隙のないポップセンスは楽曲にどう反映される? 「宿命」メロディを軸に考察

宿命 髭男

今年の「夏の高校野球応援ソング」がOfficial髭男dism『宿命』聴きどころがあまりにも多すぎる。 一生聴き続けられる音が、人を狂わせる音が、そこかしこに散りばめられてる。 もはや曲というよりも「音のマリファナ農園」と化していてもう俺はダメ。 こんなものが裏で流れてたら甲子園に集中できるわけがない。 イントロの パパラパーーーパパパパパラパァッッ!(テトゥトゥトゥ)パパラパーーパパパペレレーーー!( ヴゥゥンッッ…!)… ( ヴゥゥンッッ…!)の時点でもう「あ、俺はこの曲と一生付き合っていくんだろうな…逃れられないんだろうな…耳が溶けるまで聴くんだろうな」と自分をあきらめた。 (ヴゥゥンッッ…!)はダメだ、イントロに紛れる(ヴゥゥンッッ…!)はダメ、ヨダレ出る。 そんな、すでに半分白目の状態で始まるAメロ 「心臓からァ〜…(パチッ)〜〜溢れ出した声でェ〜〜…(パチッ)歌うメロディ〜〜〜…(パチッ)振り向いた未来ィ〜〜…(パチッ)」 ダメーーーーーーー 指パッチン、ダメーーーーー。 こんなもん2兆パーセント勝手に体動くやつじゃねーか…決して曲のスピードは早くないのに身体揺らしたくなる「バラード・イン・ザ・フィンガー・エクスプロージョン」はダメ。 しかも、Aメロではあえて切なさのエッセンスを少し入れてBメロからサビにかけての高揚感が一気に上げるやり口は『始まりの朝』なんかでも取り入れられてるが、これによってキャッチーなサビの爆発力が2兆倍増すのもダメ… そして最強のサビ 「届(ファッ…)けェーーーーッ!」 ダメーーーーーーー 届(ファッ…)けェーーーーッ!で一瞬すべての音が止む「無音」使ってくるのは本当にダメ、この無音によって耳がエラー起こして強制的に次の音に全神経が集まる。 こうなったらゲームセット。 歌詞なんてなんだっていい。 次の歌詞が「膀胱がパンパン〜!もう我慢できない〜!」だったとしても人は涙流す。 そして2番Aメロ 「沈黙がァ(ヴゥゥヴゥゥンッッ……)続いたイヤフォン…」 ダメーーーーーーー これを合図にアレンジが1番とガラリと変わることで聴き手の耳をある意味で「まっさら」な状態に戻すというこの寿司でいう「ガリ」的役割の(ヴゥゥヴゥゥンッッ……)、気持ち良すぎる、ダメーーーー。 2番サビ 「照らし合ってくフォーエーバァーーアッアッアッアッアッゥウオゥウウゥゥギュゥゥウーーーーン!」 ダメーーーーーーー!!ダメーーーーーーー!!ダメーーーーーーー!! 生音にさんざん耳慣らしておいて突然ブチ込まれるバキバキ加工音(アッアッアッアッアッゥウオゥウウゥゥ)、完全に大反則。 この部分に「聴いた人間を気持ち良さで狂わせる」以外の目的があるなら教えてほしい。 Official髭男dismはある意味、音楽のKinKi (禁忌)Kidsだった。 そして、こっちの理解が追いつかないまま畳み掛けるような間奏 ……パパラパーーーパパパパパラパァッッ!パパラパーーパパパペレレーーー!(ギュゥゥウゥゥゥウウンンッッギュルルッッ…ギュッゥゥウウーーーー)パパラパーーーパパパパパラパァッッ!パパラアパパパーーペーーーーッッ! (フィッフィィィイイーーーーーッッッ!!) …緊張からァっっ……不安が芽生えてェ…… ダ…メ…(フィッフィィィイイーーーーーッッッ!!)はダメ…跳ねるようなギターの音…ダメ…… 「そんなものォーーーーに(ヴィッヴゥゥン…ドゥドゥドゥゥ…)」 ダ……メ………ダメ押しの(ヴィッヴゥゥン…ドゥドゥドゥゥ…)はダメ……一曲のなかに何回もヴィッヴゥゥン使うのはダメ… 「暴れ出ァァーーーーーーーーーすッッッ!(ドゥンドゥンドゥンドゥ…シュン……)ァッ……ァッ………(ドッ!ドゥッッ!ドドドゥドッッッッ!)届けッッッ!」 大サビ前のタメ……ダメ………暴れ出ァァーーーーーーーーーすッッッ!(ドゥンドゥンドゥンドゥ…シュン……)………一瞬の静寂…からの爆発……いっそ殺してくれ……この音を最後に俺を終わらせてくれ… …『宿命』VS『俺』の試合、115万対0でOfficial髭男dismのコールド勝ちでした。 ありがとうございました….

次の