シティー ハンター 小説。 「あなたが選ぶ!『シティーハンター』ベストエピソード!」結果発表

シティーハンター (アニメ)

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『エンジェル・ハート』5分でわかる『シティハンター』との違い!打ち切りから生まれた?【完結作品・ネタバレあり】 『エンジェル・ハート』および『シティハンター』は、ハードボイルドアクション漫画作品。 全体の世界観や、新宿の掃除屋・冴羽獠がガンアクションをくり広げるところは共通していますが、描かれる時代と主題、コメディ色の濃淡の違いがあります。 2019年2月に『シティーハンター』の新作アニメ映画が公開されました。 かつてのキャスト・スタッフが結集して作られたこともあり、連載当時のファンを筆頭に話題になりました。 そんな両作を、一挙ご紹介しましょう。 『シティーハンター』は、スマホのアプリから無料で読めるので、こちらもぜひご利用ください! 目立った違いとしては、作中の時代が『シティーハンター』は1980~90年代で、『エンジェル・ハート』の方は2000年代となっていることでしょう。 では、『エンジェル・ハート』は『シティーハンター』の約10年後を描いた続編かというと、単純にそうとはいえないのです。 両作の間には、細かい設定や人物関係に違いがあります。 たとえば『シティーハンター』で海坊主のパートナーだった 美樹は、戦災孤児ではなくストリートチルドレンの少女・ ミキとして登場。 そして、1番の違いは、 『シティーハンター』のヒロイン、槇村香の不在でしょう。 なんと『エンジェル・ハート』冒頭では 香が亡くなるという衝撃の展開が描かれました。 これに対して作者から、公式に『エンジェル・ハート』は『シティーハンター』でやり残したことを貫徹するためのセルフリメイク、 パラレルワールドであることが明かされたのです。 『エンジェル・ハート』を描くきっかけは、まさかの『シティーハンター』の打ち切り!? 『シティーハンター』の終盤は主人公と因縁のある相手も登場し、まだまだ継続する余地のあるなか、突然4週後の連載終了が通告されます。 北条は非常に歯痒い思いをしたそうです。 因縁の組織との決着も付けて一応の体裁は整えたものの、不完全燃焼。 北条の心にはしこりが残りました。 以後、数年間ヒットに恵まれず不遇の時を過ごしましたが、少年誌を離れて青年誌で始めた『F. COMPO』で返り咲きます。 この作品はセクシャルマイノリティをメインに据えた先進的なホームコメディ作品でしたが、ここで描かれた家族愛というテーマが、後に重要な要素となっていくのです。 彼はこの作品の完結後に、不完全燃焼だった『シティーハンター』を、 家族愛をメインテーマとしてリメイクすることを思い付いたのです。 それが『エンジェル・ハート』誕生に繋がりました。 かおりはなぜ死んだ!? 衝撃の内容の違いを考察! 先述したように、『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』には人物設定に差異が見られます。 これは先述したように、現実でも作中でも10年の時間が経過したから、というわけではありません。 最大の相違点かつ多くのファンに衝撃を与えた、香の死。 この彼女の不在について考えてみましょう。 1つは、新たな主人公にしてヒロインである、 香瑩の動機付けです。 冷徹な殺人マシンだった彼女が、亡き香の心臓を移植されたことで獠と出会い、人間的な感情を取り戻していく。 その過程で彼女に宿った香の意識が、重要な役割を果たしていくのです。 それが獠と香瑩、そして香の 擬似的な家族関係にもなっていきます。 実の両親を知らずに育った香瑩は、獠を義父、香を義母と慕うようになります。 また獠も、彼女のことを娘として扱っていくのです。 それは香の死とは別に、裏稼業ゆえに子供を残せないという現実の、代替行為といえるかもしれません。 そこには、 獠と香の強く結びついた絆も描かれます。 死すらも2人を分かつことはできない、究極の愛。 『シティーハンター』では、作品の終盤でようやく2人は結ばれました。 『エンジェル・ハート』で、そんな彼らの関係をさらに深めるには、パートナーとの死別を経験させる他なかったのでしょう。 ファンにとっては正視に耐えない展開ではありましたが、そのことが獠と香の絆を、より強固なものにしたのでした。 他の人物の変更についても同様のことがいえます。 ほとんどの場合で、リメイクにあたって関係性を強調するために変更が加えられました。 次のセクションでは、連載が終わったからこそ話せる裏話を紹介!獠が香への想いに気づいたのは、あの名作回だった!? 『シティーハンター』の連載開始は1985年、『エンジェル・ハート』の連載終了は2010年。 北条司は30年以上もの年月を本作に捧げました。 連載終了後、彼の口から連載が終わったからこそ話せる裏話が明かされたのです。 まず、 獠は香への想いに、いつ自覚をしたのか。 香が彼のことを想ってヤキモキするような場面は多々見られましたが、獠の想いは、あまりわかりやすい形では見られません。 このことについて、北条はこのように語りました。 獠が自分の香への想いに気づいたきっかけ。 それはなんと、作中屈指の名作回だといわれる、あの 「都会のシンデレラ」だったのです。 この回は、獠と変装した香がデートに。 獠は彼女だと気づかないまま、よい雰囲気になって……という内容です。 北条いわく、獠は香のことをずっと妹のように思っていたのですが、これをきっかけに 自分の気持ちにフタをしていたことに気づいたのだそう。 ファンからも大事にされている「都会のシンデレラ」ですが、獠と香の関係にとっても、こんなに重要な回だったとは驚きです! さらに『エンジェル・ハート』誕生に関しても、こんな裏話がありました。 主人公は2人の子供にすると決めていたものの、それで香の存在が薄まってしまうのを危惧した北条。 どのような設定にするか悩んでいたところ、タクシーに乗った際にドライバーからこんな話を聞かされます。 それは、 事故死した妻の心臓がある女の子へ移植されて、彼女と血の繋がらない親子になる、というもの。 この話から生まれた展開は、ファンに衝撃と深い悲しみを与えましたが、これが獠と香の絆をより一層強くし、作品自体にもより深みを与える結果となりました。 『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』、それぞれの結末をネタバレ解説! 『エンジェル・ハート』は獠と香瑩の親子関係と、香瑩の出生が話の軸です。 そんな物語の最後も、『シティーハンター』と同じく、やはり 愛がキーポイントになります。 かつていざこざのあったT国皇太子 クワン・マオと、獠とは旧知の仲である 楊芳玉(ヤン・ファンユイ)がゴールイン。 内輪だけのささやかな結婚式を開き、香瑩らは幸せを噛み締めます。 ところが、そこへ因縁の暗殺者 カメレオンが現れ、香瑩はマオ達夫婦の暗殺の計画を聞きます。 しかし、カメレオンの真の狙いは、香瑩でした。 獠に彼女の死にざまを見せ付けるために……。 『シティーハンター』の結末は王道のハッピーエンドという趣でしたが、『エンジェル・ハート』は、始まりから切なかっただけに、最後のシーンも切ない設定を回収する形となっています。 少しほろ苦い『エンジェル・ハート』の結末は、ぜひ作品でご覧ください。 いかがでしたか?『エンジェル・ハート』と『シティーハンター』の違い、それから両作品の魅力が伝れば幸いです。

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ちなみに、このハンマー、1Lあたりの密度は165㎏なのだとか。 これは、もっとも密度の高い金属であるオスミウムと比べて7. 3倍もあり、 地球上には存在し得ない代物であるらしいのです。 いつも軽々と香は獠を叩いていますが、シチュエーションによっては 富士山の7合目から真っ逆さまに落ちたのと同じだけの威力が備わっているのだとか……。 香、おそるべし! 獠制裁用の装備としては、他に特大トゲ付き鉄球があったり、行動不能にさせるため布団で簀巻きにするなど、香は数々の手法を駆使。 どんな風に獠を戒めるかも、見所の1つなのです。 次からの項目では、香と獠に関するおすすめエピソードを紹介!じれったい2人の関係にヤキモキしたり、ドキドキしたり……!? 」:獠と香がデートする? 先述した出来事があってから、2人の関係が劇的に変わったかというと、そんなことはありませんでした。 そこには、物語が最終盤であったためという事情があります。 しかしその後、宿敵 ユニオンテオーペとの決戦では、沈む寸前の船上で、獠と香が生存を誓ってガラス越しにキスするシーンが描かれました。 結局、2人の関係に踏み込んだ描写はされません。 ですが、その関係を仄めかすヒントのようなものが、劇中にはちりばめられています。 たとえば、扉絵などで香がブラインド越しの光を、はだけた姿で浴びるセクシーなカット。 劇中では何度か2人の部屋が出てきていますが、ブラインドがあるのは獠の部屋だけなのです。 あられもない姿の香がブラインドの影に浮かび上がっているということは……?考察のしがいのあるカットですよね! 『エンジェル・ハート』は、かおりが死んでからスタート!? その理由とは? 冒頭で、感情のない人間兵器だった主人公・ 香瑩(シャンイン)は自殺しようと投身し、偶然にも事故で亡くなっていた香の心臓を移植されることで生き返ります。 その心臓の影響で、彼女は徐々に人間的な感情を獲得していき、獠や仲間とともに人間らしく生きていくように成長していくのです。 彼女は、獠を爸爸(パーパ。 中国語で父)、香を媽媽(マーマ。 同じく母)と呼びます。 子供のいない2人にとって、彼女は娘も同然でした。 当初、香瑩は心臓から自身に語りかけてくる香に導かれるままで、まさに子供だったわけですが、それが終盤に至ると大人へと成長し、香と重なって見えるような描かれ方になていきます。 そして、あるエピソードでは、どこかで 彼女と香の目が同じになる瞬間があるのだとか。 どういうことかというと、香と香瑩の目が、北条司によって同じ描かれ方をされている時があるというのです。 北条の絵は、ある程度女性キャラが似通ってしまうこともありますが、担当編集者によると「気持ちで描き分けている」のだそう。 そして、あるエピソードで2人の目の描き方が同じになっている時があり、唯一担当編集者だけがそのことに気づいたのです。 それを受けて北条は、「わかっちゃった?」と返したのだそう。 香と同じ目をするようになる、香瑩。 それは、つまり子供時代を脱して、彼女が香と同じ大人に成長したことを意味しているのでしょう。 それに気づいた担当編集者の、作品に対する観察眼はさすがですね。 いかがでしたか?ともすれば粗雑なヒロインとして見られがちな香ですが、『シティーハンター』の世界を語るうえでは、なくてはならないキャラなのです。

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ハァ…、ハァ…、ハァ…。 (しつこい奴らだわ…) 室外機の音や、飲食店の雑音が聞こえる中 狭い路地裏で、自分の息使いだけがやたらと大きく響く。 自分の息使いに合わせて、 買ったばかりのシンプルなショートブーツの中の足が ジンジンと悲鳴を上げる。 『ちゃらちゃらした格好はするな』 その撩からの言いつけは守っているものの できる限り女性らしい服装をしたい。 と、最近槇村香は思うようになった。 それはもちろん。 仕事上のパートナーであり、香が恋焦がれる冴羽撩に 少しでも『かわいい』と思ってもらいたいからだ。 しかし、自分の中の『オンナ』を意識した罰があたったのか。 ストレッチの効かないこのミニのスカートは、予想外に動きにくい。 ブーツの中は、きっと血まみれだ。 足の痛みの感覚に、全身が支配されそうだ。 (…大丈夫。 …落ち着け。 切り抜けられるわ。 ) 路地裏に雑然と置かれた、ビールケースの陰に隠れて 香はそう思う。 撩がいつも言っていた。 『どんな時でも冷静に客観的にいられる自分をなくすな』 撩のような沈着冷静さ、余裕は持てないけれど。 息苦しさと痛みの中でも、作戦を立てる頭はなくさない。 (だって、私は撩のパートナーなんだから。 ) 追手は二人。 裏の世界のナンバーワンの座を狙って、冴羽撩のパートナーの香を捉えようとしているのだ。 こんなことは、いつもの事だ。 撩のいる愛しい我が家まで、こいつらを連れてくるわけにはいかない。 でも、1人で戦うには歩が悪い。 おNEWのブーツを台無しにされたイライラから、 木端微塵にしてやりたいけど。 こんな昼間の新宿の路地裏で、手榴弾を使う訳にもいかない。 (先週の、足掛けトラップを使って逃げ切るか。 ) 先週のあれはなかなかだったと自分でも思う。 撩だって珍しく褒めてくれた。 香は、ショルダーバックの中から、トラップ道具を取り出し 急いでトラップを仕掛ける。 もたもたしてはいられない。 追手はすぐ来る。 最後の仕掛けをかけようとする視界の隅に、追手の影が見えた。 (ダメだわ!間に合わない…!) …そう思って身を固くしたのと、銃声がしたのは同時だった。 「……香ちゃん、途中まで良かったんだけどなぁ~。 」 聞きなれた声がして。 うずくまりギュッと閉じていた目をおそるおそる開くと …目の前に撩が立っていた。 大きな身体。 薄暗い路地で。 さらに逆光で。 表情は良く見えないが、薄く口元が笑っているのが見える。 撩の後ろでは、追手が段ボールとゴミ箱に頭を突っ込み、ぐったりと伸びていた…。 撩は、うずくまる香に手を貸し立ち上がらせると、 何も言わず、ガシガシと香の髪をなでる。 「…べ、別にアンタに助けてもらわなくても、1人で何とかできたわよっ。 」 助けてもらったのに、私は憎まれ口しか出てこない。 「そ~ら、すまんかったねぇ~。 」 コートのポケットに手を突っ込みながら、飄々として撩は言う。 …私の大好きなオトコ。 きっと、一人では何とかできなかったに違いない。 だから、撩は絶妙のタイミングで私を助けたのだ。 …いつも私は、撩に守られている。 撩に助けてもらったという、甘くてふわふわするこの気持ちと、 撩に助けられてしまったという、胸を握り潰されるような苦い気持ちが 同時に湧き起こる。 「あら~、香ちゃんのかわいいスカートが泥だらけ。 」 撩に言われた途端に、『オンナ』らしさを意識したことを 見透かされたような気がして、顔がかっと熱くなる。 慌てて泥を払う。 穴があったら入りたい。 …どうしてこんな服を着てきてしまったんだろう。 撩のために、着ている服なのに。 『かわいい』と言われたかったはずなのに。 撩に気持ちを見透かされた気がしてかっとなるなんて、私は『恋こじらせ病』末期患者だ。 「さぁ~て、ナンパも不調だし。 帰りますかぁ~。 」 撩は、足を引きずる私を気遣うように、ゆっくり歩いてくれている。 以前と変わらず、私を女扱いしない撩だけど。 以前より、私への優しさを隠さなくなった気がする。 少しでも対等な立場に近づけたら… 立派なパートナーになれたら… 強くなれたら… この恋する気持ちも、少しは伝えられるのだろうか。 女として見てもらいたい気持ちを、堂々と持てるのだろうか。 撩の手のひらの温かさを、心に刻みこみながら、 香はまた、強くなりたいと思った。

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