仮面同窓会 最終回。 洋輔に美郷が真実を…/仮面同窓会最終回見どころ

『それぞれの断崖』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

仮面同窓会 最終回

Contents• あらすじネタバレ 高校の同窓会に参加した洋輔は、懐かしい顔ぶれと再会した。 希一、八真人、和康。 小学校から高校まで一緒だった幼なじみたち。 高校では一番やんちゃな希一の道連れで、よく4人まとめて生徒指導の樫村に叱られていた。 洋輔は今でも鮮明に当時のことを覚えている。 ……というか、忘れようと思っても忘れられない。 樫村は前時代的な頑固教師で、それは指導というより 体罰だった。 屈辱的な思い出は、トラウマとして今も洋輔の心にこびりついている。 いや、洋輔だけではない。 他の3人もまた、当時の恨みを忘れてはいなかった。 「樫村、やろうぜ」 希一の提案に心から反対する人間は、4人の中にはいなかった。 仮面同窓会 『仮面同窓会』 そう名付けられた計画の全貌はとてもシンプルだった。 樫村を拉致する• 廃工場に連行し、積年の恨みを晴らす 正体を隠すため、当日は各々『お面』をかぶる。 これが計画名の由来だ。 あまり大ごとにするつもりもないので、殴る蹴るは禁止にした。 希一は樫村の『弱み』を握っているとかで、警察に駆け込まれる心配もないという。 なに、ただの悪ノリの延長線じゃないか。 いつしか4人は『お祭り』の決行を楽しみにするようになっていた。 悪夢の始まり 計画はおおむね成功した。 目・口・腕・脚。 粘着テープでぐるぐる巻きの樫村をさんざんからかい、思う存分、仕返しをした。 とはいえ、イレギュラーが起こらなかったわけではない。 暴れる樫村を押さえつけるときに、洋輔は一瞬だけ樫村と目が合った。 それに、うっかりして「カズ」と和康の名前を呼んでしまった。 ……だが、たったそれだけのことで身元を特定されはしないだろう。 満足した4人は身動きの取れない樫村をその場に放置したまま撤収した。 「樫村、死んだらしいぞ」 事件 樫村の遺体が見つかったのは、廃工場から1キロ以上離れた場所にある溜め池。 犯行時刻は『仮面同窓会』の約6時間後。 翌早朝の3時~4時頃。 特筆すべきは、樫村の遺体が粘着テープで縛られたままだったことだ。 1時間もあれば樫村は自力で拘束を解けたはず。 つまり、犯人は4人が帰ってからすぐに廃工場の樫村を拉致し、長時間拘束したうえで命を奪ったということになる。 人通りのない廃工場に、第三者がたまたま訪れたとは考えにくい。 客観的に考えれば、 犯人は4人の中の誰かということになる。 ひとりで樫村の身体を池に投げ込めたとは思えないため、 最低でも2人は関わっていると見ていいだろう。 いったい誰が……? 容疑者だらけの登場人物紹介 【新谷洋輔】 主人公。 26歳。 営業職。 ときおり 二重人格を思わせるような独り言を話す。 【片岡八真人】 洋輔が最も信頼する親友。 優しくて冷静。 高校時代、真理とつき合っていた。 【皆川希一】 4人の中で一番ギラついている。 皆川不動産の若専務。 【大見和康】 小心者でときどきズレた発言をする。 フリーター。 【竹中美郷】 同級生。 同窓会の前に再会した洋輔と恋人関係になる。 【日比野真理】 美郷の親友で、大和の彼女だった。 のちに謎の自殺。 【串刺しジョージ】 父親とその浮気相手を串刺しにしたという噂の中学生。 都市伝説。 【ストーカー男】 洋輔と美郷がつき合うきっかけとなった謎のストーカー男。 【樫村貞茂】 厳しい指導で恨みを買っていた保健体育教師。 すでに定年を迎え、悠々自適に暮らしていた。 【新谷雅之】 次男。 2歳年上の洋輔の兄。 14年前、事故で川に落ちて他界。 享年14歳。 【新谷稔彦】 長男。 10歳年上の洋輔の兄。 この時点で最も怪しいのは主人公の洋輔。 別人格としての次兄(雅之)が洋輔が寝ている間に体を動かしている? 二重人格 予期せぬ出来事が起こった。 樫村の遺体が発見された溜め池で、いつかのストーカー男と再会したのだ。 ストーカー男は美郷から頼まれて溜め池に近づく不審人物を見張っていたのだという。 ストーカー男と美郷の間につながりがあるという事実に、洋輔は驚いた。 「お前は何者だ?」 「お前は何者かと問うより、自分は何者かと問え」 「お前は美郷とどういう関係なんだ?」 「俺は彼女の救世主だ」 美郷の本命は自分で、洋輔との関係は当てつけにすぎないとストーカ男は言う。 ……ダメだ、頭がおかしい。 洋輔の心中を察するように、ストーカー男は笑った。 「俺に言わせれば、新谷洋輔、お前の方がおかしな人間だ」 「なに?」 「新谷洋輔、お前は病んどる。 兄貴を失った事故をずっと引きずっとる。 問題はお前が負った喪失感と心の傷だ。 お前はそれを埋められずに、心の中でこの世から消えちまった兄貴と対話することを選んだ。 お前は自分の中に兄貴を飼い、その兄貴はお前とともに成長した。 その結果、お前は二重人格者になった。 まあ、お前も可哀想な男だよな」 馬鹿馬鹿しい、と切って捨てる洋輔。 ストーカー男は不敵に笑って言った。 ただ、ストーカー男とはたまたま再会して和解しただけで、名前すら知らないという。 洋輔は「やっぱりあの男の妄言だったか」と考えつつ、「危険だから二度と奴とは会うな」と美郷に釘を刺した。 ……なぜか美郷は、洋輔が樫村の命を奪った犯人ではないかと疑っているようだった。 疑心暗鬼 樫村を亡き者にした犯人は誰だ? 最初、洋輔は希一と和康が組んで事に及んだのだと思っていた。 希一はもともと過激な性格。 和康には「名前を聞かれた」という動機がある。 しかし、和康には犯行時刻に深夜のコンビニでバイトしていたという アリバイがあった。 4人中2人が犯人だとすれば、残るは希一と八真人。 だが、あの八真人がそんなことをするはずがない……。 それは 「樫村は日比野真理に性的暴行をはたらいていた」というものだった。 洋輔(真理が自ら命を絶った原因か……) 樫村が真理を襲ったとき、すでに真理と八真人は別れていたはずだ。 しかし、だからといって割り切れるものでもあるまい。 洋輔の心中に新たな仮説が生まれた。 樫村を葬り去ったのは八真人なのではないか? 動機は真理のかたき討ち。 もし八真人が結婚する予定だという恋人と犯行に及んだのだとすれば、希一と和康は無関係ということになる。 《鉄の結束》 希一と和康はすっかり「洋輔が犯人で間違いない」と思い込んでいるようだった。 『仮面同窓会』のことがあるから警察に告げ口したりはしない。 その代わり、2人はことあるごとに洋輔に罪を認めるよう促してきた。 彼らにしてみれば「洋輔が認めない限り、次の標的は自分かもしれない」という恐怖があるのだろう。 とはいえ、洋輔にしてみれば覚えもないのに「俺が犯人だ」と認めるわけにもいかない。 現状を打開すべく、洋輔はまず和康を説得することにした。 しかし、結果は失敗。 和康は「あの2人が犯人なら、俺に声がかからないはずがない」という。 「それを言うなら、俺にだって声がかかってない」 洋輔が反論すると、和康はきっぱりと言った。 「洋輔は俺らとは違うわ。 俺らには《鉄の結束》がある」 その言葉でようやく、洋輔は3人と自分との間に『溝』があることに気がついた。 《鉄の結束》 確かに、洋輔は樫村の生活指導が嫌で、高三のときは希一たちと距離をとっていた。 その結果、洋輔は無事に卒業できたが、 希一・和康・八真人は留年した。 《鉄の結束》とはそのことを指しているのだろう。 それにしても、あの八真人までもが留年したのは今でも不思議でならない。 当時は 病気で留年して一学年下だった真理のために学校に残ったのだと思っていたが……。 ??? 鈍い光を放つ刃が、深々と奴の身体に突き刺さる。 【俺】は獲物の耳元でささやいた。 「分かっとるだろ……。 樫村と同じだ。 あいつを犯った罪だて」 発覚 和康が何者かに刺されて死んだ。 その時間、洋輔は眠っていた。 だが、洗面台には血の跡があり、バスルームにも少し前に使われた形跡がある。 それを見つけたのは急に部屋を訪ねてきた美郷だったが、美郷は何も言わずに証拠隠滅を手伝ってくれた。 ……もはや、認めざるをえない。 「お前がカズをやった犯人だな」 美郷を帰したあと、洋輔は《兄》を問い詰める。 〈おいおい、変なことを言うな。 濡れ衣だ〉 一人きりの部屋に《兄》の声が響く。 「嘘をつけ。 さっきも俺が寝とるうちに風呂に入っただろ」 〈風呂ぐらい入らせろ〉 そんな言い合いをしていると、突然、ドアを開けて美郷が部屋に上がり込んできた。 「今、誰と話してたの?」 「え、いや……」 洋輔が言いよどんでいるうちに、美郷はさっと部屋の中を見渡した。 壁際のノートパソコン。 部屋の片隅にあるスピーカー。 押し入れへと延びるコード。 美郷はおもむろに押し入れのふすまに手をかけると、勢いよく開けた。 押し入れの上段には、 万年床の上にあぐらをかいた兄が背を丸めて座っていた。 「あんた誰!?」 「よ、洋輔の兄貴……」 美郷はきっと洋輔を睨んだ。 「あなたのお兄さん、亡くなったんじゃなかった?」 ……見つかってしまったものは仕方がない。 洋輔は素直に答える。 「いや、それは下の兄貴。 これは上の兄貴」 洋輔の押し入れには、ずっと長男の俊彦が住みついていた。 次男・雅之の事故にショックを受けて引きこもりになった稔彦が、実家を出てアパート暮らしをする弟についてきたのだ。 寄生虫、といってもいい。 洋輔の独り言は、心の中に住む雅之との会話ではなく、実は押し入れの中の稔彦との対話だったのだ。 見たこともない変人を目の前にして、美郷は呆然とつぶやいた。 「何これ……。 てっきり二重人格かと思ったのに」 罪人 和康の葬式から数週間後、洋輔・希一・八真人の3人は再びあの廃工場へと集まっていた。 奇しくも、3人の主張はほぼ同じだ。 「俺はやっていない。 お前が犯人だろう。 認めてくれさえすれば責めないし、それで終わりにする」 洋輔は八真人が犯人だと主張(稔彦は犯行を否定している) 一方、希一と八真人は洋輔が犯人だと決めつけている。 ……このままでは平行線だ。 そもそも希一にとって、『仮面同窓会』は樫村への恨みというより、《鉄の結束》を固めなおすための儀式だったのだという。 後ろ暗い秘密を共有することで、お互いに裏切れない関係をつくる。 それが希一の目的だった。 洋輔はふと和康の言葉を思い出す。 「洋輔は俺らとは違うわ。 俺らには《鉄の結束》がある」 今ならその言葉の真の意味が理解できる。 希一・八真人・和康の3人は『仮面同窓会』よりも前から後ろ暗い秘密を共有していたのだ。 洋輔にも自白させるためだろう。 希一は意外にもあっさりと『罪』を告白した。 「日比野を八真人んちに呼んでもらってな、俺とカズがあとから乗り込んでって無理やり酒盛り始めたわけだ。 そんで、あの子が酔っぱらったあたりで…… 3人で犯った」 洋輔は一瞬で頭が真っ白になった。 希一は自分になびかない真理に業を煮やしての行為だったと説明する。 また、真理の自殺の原因はあくまで樫村の件であり自分たちとは関係ない、とも。 ……吐き気がする。 ひとつだけわからないのは、なぜ八真人がそんな卑劣な計画に乗ったのかということだ。 常々、八真人はなぜか希一の味方をしていたが、まさかそんな凶行にまで手を貸すとは……。 八真人は本当は美郷が好きで、真理のことは本気じゃなったという。 ……あれ? じゃあ、いったい誰が樫村と和康を手にかけたんだ? ??? 「言いやがった……やっぱり 八真人はクロ、洋輔はシロだ」 このときを、ずっと待っていた。 「よし、お前ら、いくぞ」 正体 「洋輔、来たよー!」 その場の緊張にそぐわない声とともに、乱入者たちは現れた。 美郷、ストーカー男、そしてなぜか稔彦。 「よう、希一、八真人、久しぶり」 親し気に声をかけるストーカー男。 希一は呆然とつぶやいた。 譲司は洋輔のひとつ下の学年であり、留年した希一たちとは同級生だったのだ。 高校時代は【宮本】姓だった譲司だが、今は母方の苗字を使っている。 日比野譲司。 ストーカー男の正体は、日比野真理の兄だった。 真相 樫村と和康を殺した犯人は譲司と美郷だった。 動機は真理の復讐。 真理の仇を討つに当たって、譲司と美郷にはひとつ問題があった。 最後まで真理は八真人が犯行に加わっていたのかを話さなかったのだ。 確実にクロなのは希一と和康。 八真人はクロに近いグレー。 3人とつるんでいた洋輔についても、確実にシロとは言い切れない。 そこで譲司と美郷はまず事実関係を確認することにした。 譲司がストーカー男を演じ、美郷が洋輔に近づいたのもそれが目的だ。 譲司と美郷は洋輔に仕掛けた盗聴器で会話の一部始終を聞いていた。 そして今、譲司と美郷はついに確証を得た。 八真人はクロ、洋輔はシロ。 今こそ復讐のとき。 結末 希一はあっさりと譲司に敗北した。 そのまま樫村と同じように全身を拘束される。 いまだ現状に理解が追いつかないでいる洋輔に、譲司が告げた。 「洋輔にはこいつらを沈めてもらう」 「なっ……そんなことできるわけないだろ!」 「じゃあ、あんたもこいつらと一緒に沈められる?」 美郷に真顔で問われ、洋輔は言葉を失った。 「 お前は俺らと新しく《鉄の結束》を組むんだ。 それが嫌なら、こいつらと一緒に沈むだけだぞ」 親友をこの手で沈めなければ、自分が沈められる。 せめて八真人だけでも助けてほしいと懇願する洋輔に、譲司は突き放すように言った。 「なあ、お前は八真人がなんで希一に逆らえんと思っとるんだ?」 「え……?」 「なんで稔彦がここに加わっとると思っとるの?」 美郷がそう訊いてくる。 「やめろ! もういいだろ!」 洋輔に「自分のことは気にするな」とまで言った八真人が、譲司と美郷の言葉に強い拒絶反応を示した。 その理由は、すぐに兄の口から語られることになる。 「美郷様と譲司様は、俺たち兄弟に仇討ちの機会を与えてくださったんだ」 「仇討ち……?」 「雅之が川に落ちて死んだのは事故じゃなかった。 八真人が盗撮騒ぎを起こした現場に、雅之が居合わせていたのだ。 以来、八真人は雅之に逆らえなくなった。 だから、八真人が雅之を川に突き落としたのは、奴隷のような立場から自由になるためだった。 しかし、八真人の思惑は外れることになる。 八真人が雅之を突き落とす瞬間を、希一に見られていたのだ。 それからというもの、八真人は希一に絶対服従しなければならなくなった。 高校生活の日々、八真人は希一に支配されながら、《秘密》を隠して洋輔の親友として振るまっていたのだ。 希一は雅之の事件から七年ごとに《鉄の結束》を固める画策を施したことになる。 そこに前回からカズが加わり、今回はお前も加わった」 悪魔がささやくように譲司が言う。 「わかっただろ。 お前は何もためらう必要はない。 立派に八真人を沈める権利がある」 それでも親友を手にかけるわけにはいかない。 しかし、拒否すれば自分も沈められてしまう。 叫びだしたくなるような葛藤に苛まれる洋輔に、八真人がぽつりと言った。 「洋輔、気にすんな。 お前に殺られるんなら仕方ない」 八真人はそう言い、弱々しく微笑んだ。 その体にはずっしりとした重しがつながれている。 その背中を押せば、彼らはあっけなく水底に沈んでいくだろう。 「それ!」 兄がうなり声をあげる希一の背中をぐいっと押した。 同時に譲司が積みあがった重しを池に蹴り入れる。 すぐに大きな水音が立ち、洋輔の心臓を縮ませた。 「次!」 譲司の声で、洋輔は感情を遮断する。 ただ機械的に、親友だった男の背中を押す。 不意に重みが消え、八真人の背中があっけなく手から離れていった。 どん、どんと激しい水音が上がる。 洋輔は泣きたくなった。 感想 率直に言って、めちゃくちゃ好みでした!• 序盤からいきなりの「主人公は二重人格じゃないか?」と錯覚させるミスリード!• 叙述トリックで巧妙に偽装された譲司(=俺)の存在!• 《鉄の結束》の裏に隠されていた罪と、あのイヤミスすぎるラスト! いやもう、ホントに内容てんこ盛りでお腹いっぱいになりました(笑) 読む前から「面白そうなあらすじだな」と思っていたのですが、誇張抜きで予想の3倍は面白かったですね。 「まだ裏があったの!?」と何度も驚かされる終盤には、本当にワクワクさせられました。 雫井脩介さんの小説を読むのは3冊目でしたが、ぶっちぎりで『仮面同窓会』が一番面白かったです。 イヤミスなラストに鳥肌 何度も驚かされた『仮面同窓会』ですが、あのラストは本当に意外でした。 というのも、洋輔は最後まで「自分の身も大事だけど、親友を手にかけるなんてできない」という態度をとっていたからです。 結局、洋輔には何の罪もなかったわけですからね。 そりゃ、わざわざ犯罪者になろうとは思いません。 だから、結末はなんだかんだいって『いい感じに丸く収まる』のだと思っていました。 洋輔は手を汚さず、八真人と希一は逮捕される、とか。 ところが、待っていたのは洋輔にとってまったく救いのないラスト! あらすじの方では省略しましたが、実はかな~り嫌な後味が残るラストでした。 それまで私は『仮面同窓会』をイヤミスだとは認識していなかったので、あの終わり方にはしびれましたね。 イヤミス好きには是非ともおすすめしたい一冊です。 洋輔は樫村の葬式に参列していないはずなのに、芳名帳にはなぜか洋輔の名前が記帳されていた。 葬式のシーンでは【謎の人物】が希一たちとふつうに話しています。 でも、洋輔には葬式に行った記憶がありません。 それまでの流れから「別人格の記憶は洋輔に残らない」という偽のルールができあがっていたので、私はこの現象をすんなり別人格による行動だと納得しました。 まさに著者の掌の上、って感じですね(笑) ちなみに、このエピソードの正解は「譲司が芳名帳に洋輔の名前を記帳していた」です。 洋輔と譲司とでは性格が全く異なりますが、「洋輔は昔から気分屋だった」「二重人格の性格の違いはまるで天使と悪魔」などという記述があったため特に違和感は抱きませんでした。 ミステリにおいて重要なトリック・ロジックの点でも優れた小説だと思います。 美郷が怖い 洋輔目線では、美郷は可愛くて健気な女の子に見えていました。 でも、それは復讐のための演技だったわけですよね。 終盤で猫かぶりをやめた美郷は冷血な性格で、それまでのイメージとのギャップにゾッとさせられました。 譲司によれば、美郷は当初「いいから洋輔も八真人も沈めてしまおう」と主張していたそうです。

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仮面同窓会■最終回8話ネタバレ感想!~エグすぎて胸糞悪い?~無料で全話動画見る方法~|ドラマ情報サイトのドラマイル

仮面同窓会 最終回

Contents• 真犯人は誰? いきなり核心からネタバレします! 樫村を殺した 真犯人は竹中美郷(瀧本美織)とストーカー男(永井大)です! 洋輔、希一、和康、八真人。 拉致を実行した4人組のなかには犯人はいなかったわけですね。 4人が帰った後、美郷とストーカー男が樫村にとどめを刺した、というのが真相です。 さて、となると疑問点は3つ。 美郷とストーカー男の関係は?• どうして樫村の命を奪ったのか?• どうして美郷たちは4人の拉致計画を知っていたのか? これも一気にネタバレしていきましょう! ストーカー男の正体は? 変な言い方になりますが、 そもそもストーカー男は別に美郷のストーカーではありません。 むしろ彼は美郷の協力者。 美郷が洋輔に接近するための作戦として、彼は『美郷のストーカー』を演じていたのです。 ストーカー男、あらため美郷の協力者の本名は宮本譲司。 かつて《串刺しジョージ》として地元の都市伝説になった問題児であり、高校を留年した希一・和康・八真人の同級生でもあります。 そして、譲司は家庭の事情で苗字こそ違うものの、 日比野真理の実の兄でもあります。 ……となると、犯行動機や美郷との関係も見えてきませんか? 犯行動機 あらためて説明しておくと、 日比野真理は亡くなった美郷の親友です。 また、一時期は八真人の恋人でもありました。 真理は若くして自殺したのですが、その原因は 樫村に無理やりヤられたから。 真理は教師として樫村のことを頼りにしていたので、裏切られたという思いもあって余計にショックだったんですね。 さて、となると美郷(真理の親友)と譲司(真理の実兄)が樫村の命を奪った理由は明白! 犯行動機は真理の復讐です。 ただし、美郷と譲司のターゲットは樫村だけではありませんでした。 全員、悪人 美郷が芝居を打って洋輔に近づいたのは、 『ある事実』を確かめるためでした。 もったいぶらずにネタバレすると、 真理を無理やりヤったのは、樫村だけではなかったんです。 むしろ樫村が真理に手を出したのは、『彼ら』のあとに続いた結果だといえます。 では、その諸悪の根源とはいったい誰なのか? 希一・和康・八真人の3人です。 3人は真理が八真人に惚れているのをいいことに家に呼びだし、酒を飲ませて好き勝手に真理の体を弄びました。 うわ、最低…… つまり、希一・和康・八真人も美郷たちの復讐対象だというわけです。 美郷たちが確かめたかったのは『誰がその場にいたのか』という事実関係でした。 さんざん酷いことをされたにもかかわらず、真理は八真人への情からはっきりとは加害者の名前を口に出さなかったんですね。 『八真人はクロ、洋輔はシロ』 このことを確かめた美郷と譲司は……? ドラマ最終回はどうなる? 結論から言えば、 希一・和康・八真人の3人は全員死亡。 原作小説のラストは、 洋輔が縛られて動けない八真人を池に突き落とさせられるという後味の悪すぎるシーンで幕を閉じます。 なぜそんなことになったかというと、成り行き上、洋輔が美郷たちの犯行を知ってしまったから。 美郷たちは洋輔に罪を負わせることで、自分たちの犯行を通報されないよう口封じしたんですね。 物語の最初から最後までセリフ入りでじっくり読めます。 補足1.美郷が洋輔たちの行動を知っていた理由 洋輔は美郷に樫村の拉致計画を話していません。 では、どうして美郷は樫村が拉致された場所に現れることができたのでしょうか? その理由は簡単で、 美郷は洋輔に盗聴器をつけていたんです。 だから洋輔が話したり聞いたりした情報は、全部美郷と譲司につつぬけだったんですね。 最終回でいきなり洋輔たちの前に美郷たちが現れたのも、そのためです。 補足2.八真人の秘密 劇中では何度も「なぜか八真人は希一の言うことを聞く」という描写が登場します。 実はこれ、そんな生易しいものじゃなくて 「八真人は希一に逆らえない」という上下関係が2人の間には存在しています。 いったいなぜそんなことになっているのか? その理由は希一が八真人の弱みを握っているから。 具体的には子どものころ、 八真人が雅之(洋輔の兄)を川に突き落とした場面を希一が目撃していたんです。 雅之はそのまま死亡。 それ以来、八真人は希一に逆らえなくなったのでした。 そもそも真理を襲う計画を立てたのも希一ですし、誰一人としていい奴がいない登場人物の中でも、希一は抜きんでた悪人だと言えるでしょう。 八真人は盗撮事件を起こしてて、そのことで雅之に弱みを握られてたんだよね。 ろくなやついないね 補足3.洋輔=二重人格はミスリード これは叙述トリックなのでドラマには反映されないかもしれませんが、原作小説では途中まで「洋輔は二重人格であり、別人格こそが真犯人」というミスリードがありました。 このミスリードによって巧妙に譲司の存在が隠されていたんですね。 1人きりのはずの部屋で誰かと会話していたりと、洋輔はいかにも二重人格っぽく描かれています。 でも、もちろん洋輔は二重人格者ではありません。 部屋で会話していた相手は、 押し入れの中に住む長兄・稔彦。 ちょっと気持ち悪いタイプの引きこもりです。 最終回ではなぜか稔彦は美郷たちの仲間になっていて、洋輔に「雅之の仇を討て」なんて言ってきたりします。 あと、共犯者になるためのみそぎとして希一を池に蹴り落としたのも稔彦です。

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【仮面同窓会】最終回のネタバレと視聴率!洋輔/溝端淳平の偽善者ラスト、原作改変にガッカリ

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美郷に拘束された洋輔は、真理の兄・譲司が待つ廃ビルへと連れて行かれる。 状況が飲み込めない洋輔に、美郷は真実を語り出す。 譲司は真理の復讐のために、かつて彼女をいじめていた里内彩香、今井奈緒、江藤なるみを襲った。 美郷も同じ理由で譲司に手を貸していた。 希一らが〈鉄の結束〉で真理の妊娠に関わっていることを突き止めた譲司と美郷は、ストーカーと被害者のふりをして洋輔に近づいたのだった。 洋輔たちが樫村の拉致計画を企てていることを知った2人は、洋輔たちが去った後、樫村のもとへ。 樫村は真理から「希一たちに犯された」と相談を受けたと言い、真理を慰めようとして関係を持ったと主張する。 譲司は自分の行為を正当化する樫村に怒りを覚え、樫村の首を絞めて殺害し、静池に遺体を捨てた。 その後、八真人と洋輔を追い詰めるために遺書を送りつけるなどの工作をし、真理のレイプに関わった和康を殺害した。 洋輔は譲司に拉致された八真人を助けようとするが、譲司から思わぬ真実を告げられ動揺する。 八真人が希一の言いなりになっていたのは、18年前に洋輔の兄・雅之を崖から突き落として殺した現場を希一に見られていたためだった。 怒りに駆られた洋輔は八真人を殺そうとするが、「死んだって終わりじゃない」と思い直す。 しかし、譲司は謝る八真人をブロックで殴り殺す。 譲司は真理を裏切った美郷をも殺そうとするが、屋上で洋輔と格闘になり、美郷に突き落とされる。 洋輔は死を選ぼうとする美郷を説得し、美郷は思いとどまる。 1年後、洋輔は刑務所にいる美郷と面会する。 美郷は懲役20年の判決を受けていたが、洋輔は美郷に「待っている」と告げる。 登場人物の詳細はこちら• 真理を苦しめた連中に復讐したいというのはわからなくもないですが、譲司のやり方が常軌を逸しているのでまったく共感できませんでした。 これじゃあ真理は安らかに眠れないよ。 もし犯人が譲司だけだったら、正直つまらなかったと思う。 そういう意味では、もうひとりの犯人としての美郷の存在はかなり大きかった。 瀧本美織さんの演技にもハッとさせられました。 豹変した美郷を見た時、それまでの少し甘ったるい美郷が演技の演技だったことに気づいて「そうだったのか!」と。 美郷とストーカー男がグルだということには、序盤で気づいていました。 第3話で洋輔がストーカー男と格闘になったとき、美郷はあまり怖がっていない様子でしたから。 今から思えば、あのときのストーカー男の「おまえの罪を思い出させてやる」というセリフは、死んだ兄のことではなく、真理のレイプのことを示してたんですね。 その言葉に対して洋輔がどう反応するか、美郷は近くで見極めようとしてたんだと思います。 3つの死の謎 序盤に提示されていた謎は、大きくわけて3つありました。 洋輔の兄の死(18年前)• 日比野真理の自殺(10年前)• 樫村の死(現在) 以下、それぞれの真相についてまとめました。 洋輔の兄の死の真相 最終回で明かされた謎。 わたしは途中まで、兄・雅之を殺したのは洋輔で、ほかの3人とその秘密を共有しているのだとばかり思っていました。 だから洋輔は「人殺し」という言葉に敏感に反応し、別人格になるのだと。 実際には、雅之を殺したのは八真人でした。 それを知っていたのは希一だけ。 八真人はあのとき雅之に嘘をついていることを指摘されて、その前に万引き現場を見られて注意されたこともあって、反発して揉み合っているうちに突き飛ばす形になり、雅之は転落死してしまった。 八真人のどうしようもない暗さが序盤から気にはなっていたのですが、彼がひきずっている影は、18年前から生じていたんですね……。 日比野真理の自殺の真相 第7話で明かされた謎。 あまりにも酷いので、書きたくないくらいです。 彼女の人生は壮絶でした。 子供の頃、高校生だった兄・譲司が父親を殺し、事件を起こしました。 そのせいで家族を失い、親戚に育てられた真理。 譲司は犯行の動機を「真理のためだった」と語っていました。 たぶん、彼女は父親に虐待されていたのではないかと思います。 その後、高校で八真人と恋仲になったものの、希一に横恋慕され。 八真人は希一の言いなりになって真理に別れを告げ、希一が真理をレイプする計画にも加担しました。 八真人がなぜ希一の言いなりになっていたかというと、前述の雅之を殺したという弱みを握られていたからなのですが……それにしても外道です。 希一にレイプされ、妊娠してしまった真理。 樫村に相談するも (なぜ樫村に相談するかね!? )、樫村からも性的関係を強いられ。 人生に、この世界に、絶望するのも無理はないと思ってしまう……。 樫村の死 最終回で明かされた謎。 洋輔たちが暴行して放置した後、譲司と美郷がやってきて、樫村に真理の妊娠の真相を確かめました。 樫村が真理の弱みにつけこんで性的関係を強いたことを知った譲司は、逆上して樫村を殺害。 遺体を池に捨てました。 白いスポーツカーは、譲司が用意したようですね。 希一も八真人も最低ですが、樫村も酷いです。 本人は「孤独だった真理を救った」などとうそぶいていましたが、ありえない。 真理は賢くて強い女の子だったのに、なぜ相談者に樫村を選ぶなんて浅はかなことをしたのか。 その点だけが彼女らしくなかったと思う。 譲司と美郷の関係 真理の復讐をもくろんだ譲司は、美郷を丸め込んで協力させました。 おそらく最初から美郷を殺すつもりで、利用したのでしょう。 美郷もまた、真理を裏切ったあの時から、深い闇を抱えていた人間でした。 譲司は真理が妊娠していたことを知っていたようで、誰が妊娠させたのかを調べるために希一と和康、八真人に接触し、彼らが関わっていることを突き止めた。 それで彼らを試すため、葬式の芳名帳に洋輔の名前を書いたり、八真人に遺書を送ったりしたようです。 なんというか……手が込んでますねぇ。 譲司はもっと狂気的で行き当たりばったりな人物かと思ったので、計画が緻密で意外。 結末 希一は八真人に殺され、八真人は譲司に殺され、譲司は美郷に殺されるという血みどろな結末。 美郷は自殺しようとするものの、洋輔に「本当は死にたくなんかないんだろ」と言われて思いとどまりました。 かつて真理に言われた「本当は死にたくなんかないんでしょ」という言葉を思い出して。 死んでからも美郷を救う真理……健気です。 1年後、美郷は懲役20年の判決を受けて刑務所にいました。 面会に訪れた洋輔は、「2人で暮らす家を買おうと思ってる」と。 美郷を待つと決めたようですが……20年も?辛すぎない? あと、加奈子先生はどうなったんですかねぇ? 譲司に殺されたと思われますが、最後まで彼女については触れられず。 洋輔の二重人格設定が中途半端だったのも残念だったかな (もっと物語の核に絡んでくるかと思った)。

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