上司が異動のときに贈るメッセージのポイント 異動する上司に伝えるメッセージに盛り込みたい内容は3つあります。 ・ お世話になった感謝やお礼 ・ いなくなることが寂しいという気持ち ・ 新天地での活躍を祈る言葉 お世話になった感謝やお礼とは 会社で仕事をするときは常に何かしら上司にお世話になっているものです。 ですから上司が異動するときには感謝やお礼の言葉が相応しいといえます。 いなくなることが寂しいという気持ち 今まで一緒に仕事をしてきたわけですから上司の声を聞かなくなるのは寂しいですよね。 日頃から口うるさい上司であれば尚更でしょう。 部下が寂しいと思ってくれるのは上司としても嬉しいことです。 新天地での活躍を祈る言葉 最後は新天地でのご活躍を祈る言葉で締めるといいでしょう。 他にも健康を祈る言葉などもおすすめです。 スポンサードリンク 上司が異動のときに贈るメッセージ例文 上司といってもその関係性は様々ですので相手によって言葉や内容を変える必要もあるでしょう。 そこで上司が異動のときに贈るメッセージ例文について親しい上司と親しくない上司の場合に分けてご紹介します。 親しい上司の場合 親しい上司であれば常識のある範囲で何を書いても大丈夫でしょう。 ただビジネスでの付き合いには変わりませんから言葉遣いは丁寧に書きます。 こちらに出張の際にはまた飲みに連れて行ってください。 新天地でのご活躍を祈っております。 入社時研修からお世話になりこうして仕事ができるのも課長のおかげです。 それからも所属長として毎日指導いただきまして大変感謝しています。 新天地でもご活躍されることを祈っております。 今後のご健康とご活躍をお祈りしております。 そしてお世話になりました。 毎日仕事をするのが楽しく本当に感謝しています。 明日から課長がいないのはとても寂しいですが 新天地でもご活躍されることを祈っています。 課長には悩んでいるときに親身に相談に乗って頂いたことを覚えています。 そのときのアドバイスを忘れずにこれからも頑張って参ります。 新天地に行かれてもお身体に気をつけて頑張ってください。 親しくない上司の場合 上司によっては日頃自分とあまり接点がない上司もいるかもしれません。 そのような関係性であればエピソードも思いつかないでしょう。 そのようなあまり親しくない上司の場合にはどうしても無難なメッセージになります。 新天地でのご活躍をお祈りしています。 熱心なご指導をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。 新天地でのご活躍をお祈りしています。 どうかお身体にはお気をつけてください。 課長がいなくなるのは残念で仕方ありませんが 全体研修で教えていただいたことを守り、これからも仕事に励んで参ります。 新天地でのご活躍をお祈りしております。 新天地でのご活躍をお祈りしております。
次の気になる項目をクリック• 「ご活躍」の意味 「ご活躍」の意味は想像が付くかと思いますが、「 生き生きと活動する」「 手腕を振るって成功する」といった意味合いになります。 特にビジネスシーンであれば、「仕事で結果を出す」という意味合いが強くなります。 1-1. 「ご活躍」を使うタイミング 「ご活躍」が使われるタイミングは、 ビジネスでの挨拶、新規事業立ち上げ、新春、などです。 口頭で使用する場合もあれば、メール等の文書に含める場合もあります。 あとは、就職活動や人事の経験のある方ならわかるかと思いますが、いわゆる「お祈りメール」にも含まれていることが多いです。 就職活動で不採用通知の時に「今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。 」というお祈りメールをもらった方は、「ご活躍を」あまりいい印象を持っていないかもしれませんね。• 「ご活躍」の使い方と注意点 次に、「ご活躍」の使い方と注意点について解説します。 日本語は相手が目上か目下かによって言葉の使い方が変わる難しさがあり、を誤ると、たとえ敬語を使用していても失礼になります。 もちろん誤って失礼な敬語を使ったからといって怒る人はほとんどいないかと思いますが、印象が良くありません。 また社内では注意を受ける、評価が下がる、といった悪影響もあるかもしれませんね。 「ご活躍」も相手が目上か目下かによって使い方の変わる敬語なので、ぜひ間違った使い方をしないようご注意ください。 2-1. 目上にも目下にも使える「ご活躍」 「ご活躍」は使い方によって目上の方に対して失礼になる可能性があるということでしたが、厳密には「ご活躍を」に続く言葉によって目上に使えるかどうかが変わってきます。 「ご活躍」という言葉自体は相手が目上でも目下でも使用できます。 ご活躍を祈念しております 「ご活躍を祈念しております」というは相手が目上でも目下でも問題なく使用できます。 その理由は、「祈念」という言葉が目上に使用しても問題ない単語です。 「祈念」はもともと神仏に対して祈るという意味合いがあり、当然神仏は人間より目上です。 もともと目上のものに対しての言葉なので、結果的に「ご活躍を祈念しております」は目上にも使用できます。• 2-2. 目下にのみ使える「ご活躍」 次に、目下にのみ使える「ご活躍」を紹介します。 考え方としては、「ご活躍」に続く言葉が目上に使えないものであれば、その文章は目上には使えません。 ご活躍を期待しております 「ご活躍を期待しております」は目下の人にしか使えません。 なぜなら、「期待する」は目上には失礼に当たるからです。 「期待する」は成果を信じて待つという意味で、成果を確認する立場の人間の発言です。 つまり、ビジネスシーンで使われる「ご活躍を期待しております」を言い換えると、「あなたが私の満足いく結果を出すことを信じて待っています」。 期待は自分の目下の範囲内で満足のいく結果を待つ意味なので、目上に対して使用するのは明らかに失礼です。 「ご活躍」は法人には使わない 実際は法人に対して「ご活躍」を使用しているケースも多いので問題はないのですが、 本来は個人に対して使用する用語です。 なので、一応避けた方が無難でしょう。• ただし、 普段接点があまりない人に対して使うと、「拝見している」という表現が違和感に感じます。 そのため、知名度が高い人や、普段接する機会の多い人に対して使用します。 お祈り申し上げます、という表現なので目上でも目下でも問題なく使用できます。 ただし、「ご活躍を期待しています」などの表現だと目下にしか使えないので注意が必要です。 「ご活躍」の類義語と使い分け 次に、「ご活躍」との使い分けがややこしい類義語の意味や使い分けについて紹介します。 「ご活躍」と意味が同じ言葉としてよく使われる言葉に、以下の2つがあります。
次の「ご活躍」をの使い方・注意点 「ご活躍を期待しています」は目上の人には使えない 「ご活躍」は誰に対しても使える言葉ですが、注意したいのが「ご活躍を期待しております」という表現です。 目上の相手に使う場合は、「ご活躍をお祈りいたします」や「ご活躍を祈念しております」を使いましょう。 「ご活躍」は個人に対して使い、団体・組織に対しては「ご発展」を使う 個人向けのビジネスメールでは「ご活躍」が役立ちますが、企業や団体に向けての文書やビジネスメールでは「ご発展」を使います。 「ご発展」は目上の人に使える言葉であり、 「今よりも良い方向へ進んでいく」「どんどん良くなっていく」といったプラスな意味合いで、縁起の良い言葉とされています。 「ご発展」は個人に対しても使うことができます。 「ご発展」の例文 ・貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。 ・貴社が更なるご発展を遂げられますよう、祈念申し上げます。 「ご活躍」は目上だけでなく同僚や部下にも使える 「ご活躍」は目上の人だけでなく、同僚や部下など同等以下の相手にも使うことができます。 ビジネスメールや文章、スピーチの挨拶文、主に文末の締めの挨拶として使われることが多いですが、文頭の挨拶で使うこともあります。 文末の締めの挨拶では、プライベートであれば相手の健康や幸せを、ビジネスシーンであれば相手の活躍や繁栄を祈る気持ちを記します。 結びの挨拶をしっかり書くことでより良い印象になります。 「ご活躍ください」とは使わない 「ご活躍」を用いた言い回しは多々ありますが、「ご活躍ください」とは言いません。 「今後のご活躍」は相手のこれからを期待する場合に使います。 「ご活躍」を用いたフレーズと例文 目上の人に使える「ご活躍を祈念しております」 「ご活躍を祈念しております」は目上の相手にも使うことができます。 「祈念(きねん)」は「祈り念ずること」「いのり」「祈願」を意味し、「お祈りします」をよりかしこまった表現の言葉です。 ビジネス文書やメールの最後の言葉などでよく使われています。 例文 ・皆様のご活躍を祈念しております。 ・益々のご活躍を祈念いたしますとともに、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 年賀状や手紙で使う「ご活躍を願っております」「更なるご活躍をお祈り申し上げます」など ビジネスで関わっている相手への年賀状にも使えるのが「更なるご活躍をお祈り申し上げます」です。 また、「ご活躍を願っております」とややカジュアルな表現にすることでビジネスの相手でなくても使うことができます。 例文 ・よき新春をお迎えのことと、お喜び申し上げます。 ・昨年はひとかたならぬご厚情を賜り、誠に感謝申し上げます。 ・昨年中は大変お世話になりました。 退職する人には「新天地でのご活躍」「益々のご活躍を応援しています」 「新天地でのご活躍」は「新しい世界、環境、土地での活躍」という意味です。 異動、転職先などでの新しい活動の場所を表します。 主に、別れや送別での挨拶として用います。 ただ、ポジティブな意味合いを持っているので相手を送り出すときに使い、失脚だったりアクシデントによる離脱などネガティブな理由の際は避けましょう。 例文 ・今までありがとうございました。 ・突然のことで驚きました。 寂しくなりますが、新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。 ・この度のご栄転、心よりお喜び申し上げます。 今後益々のご活躍を応援しています。 「ご健勝」は敬語になるので、 「(相手の)健康がすぐれていらっしゃる」といった意味になりビジネスシーンや、結婚式などお祝いの席などのスピーチで使われています。 目上や目下など立場関係なく使えますが、個人宛てで使う言葉なので、法人や企業などの会社に対する文書には適しません。 「ご健勝」は単体で使うことが多いですが、「ご活躍」と一緒に使うことも多くあります。 例えば、「皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたします」といった場合は、相手がめざましく活動することと相手の健康を同時に祈っていますという意味になります。 例文 ・残暑の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 ・末筆ではございますが、今後の皆さまのご健勝とご活躍をお祈りしております。 「ご多幸」はスピーチや手紙などの締めの言葉として用いられます。 結婚式のお祝いの言葉や年賀状の新年の挨拶としても用います。 ビジネスシーンでの「ご多幸」は退職や転職などで別れるときにも使います。 ・新しい年が素晴らしい一年になりますよう、皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。 本年も何卒よろしくお願いいたします。 「ご活躍」の類語・言い換え 「ご盛栄」は栄えていることを祝う言葉 「ご盛栄」は 「ごせいえい」と読みます。 「盛栄(せいえい)」は、「商売などが盛んになること」「栄えること」を意味しています。 「ご盛栄」は相手方の商売が順調であることや栄えていることを祝うための丁寧な表現です。 「ご盛栄」は、基本的に組織に対して使う言葉ですが、個人であっても商売をしている相手であれば使用しても問題ありません。 例文 ・貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 ・春暖の候、皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 「ご清祥」は相手の健康や幸せを願い喜ぶ言葉 「ご清祥」は 「ごせいしょう」と読みます。 意味は 「相手方の健康であることを祈り、幸せに暮らしていることを喜ぶ」言葉です。 「清祥(せいしょう)」は、「手紙文で、相手が健康で幸せに暮らしていることを喜ぶ挨拶の語」です。 手紙やメール、かしこまった場面の挨拶で使われます。 「ご清祥」は団体や組織に使うこともできますが、個人に対して使うことが多い言葉です。 例文 ・貴社ますますご清祥の由、心よりお喜び申し上げます。 ・皆様にはいよいよご清祥にお過ごしのこととお慶び申し上げます。 「ご健闘」は相手を応援する言葉 「ご健闘」は 「ごけんとう」と読みます。 「健闘」は「よく頑張ってたたかうこと」「屈せずに努力すること」を意味します。 「ご健闘」は「頑張ってください」「困難に屈しないで精一杯努力してください」という意味になります。 転職する人や、退職する人、新しい役職に就く人などを応援する言葉として使われます。 例文 ・この度のご就任おめでとうございます。 今後も益々のお力を発揮することかと思います。 ・新しい環境での益々のご健闘を心よりお祈り申し上げます。 「ご隆昌」は相手が栄えいてることを褒め称える言葉 「ご隆昌」は 「ごりゅうしょう」と読みます。 「隆昌(りゅうしょう)」は、「勢いの盛んなこと」「栄えること」を意味しています。 「ご隆昌」には「相手を褒め称える」というニュアンスが含まれるので、取引先とのメールや手紙でのやりとりの際に使うことができる言葉になります。 ただ、「ご隆昌」は「調子の良いこと」を意味しているので、取引先の状況によっては使用するのに相応しくない場合があるので注意しましょう。 「ご隆昌」は「経済的に一層発展し、繁栄している」という意味合いになるので、主に組織に対して使います。 例文 ・貴社ますますご隆昌の趣、大慶至極に存じます。 ・立冬の候、貴社ますますご隆昌のこととお喜び申し上げます。 「ご隆盛」は相手が栄えていることを称える言葉 「ご隆盛」は 「ごりゅうせい」と読みます。 「隆盛(りゅうせい)」は、「勢いが盛んなこと」「大いにさかえること」を意味しています。 「ご隆盛」は「多いに勢い盛んに栄え、経済的に豊かである」という意味合いで、相手方の繁栄している現在の状況を喜び称えるお祝いの挨拶です。 「ご隆盛」は主に組織に対して使う言葉ですが、個人に対しても使うことができます。 例文 ・貴社ますますご隆盛の趣お慶び申し上げます。 ・初秋のみぎり、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配にあずかり、厚くお礼申し上げます。 文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。
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