コステロ 症候群。 [報告] 第4回ヌーナン症候群シンポジウム・第5回コステロ症候群・CFC症候群シンポジウム合同シンポジウム

コステロ症候群(指定難病104)

コステロ 症候群

2009年にloose anagen hairを伴うNoonan様症候群にSHOC2遺伝子変異が報告された。 また頻度はまれであるがNRAS遺伝子変異も同定された。 発生頻度 海外の論文では1000-2500人に一人であるが、日本では10000人に一人程度であると考えられているが実際の頻度は不明。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌眼間解離、眼裂斜下、眼瞼下垂など 心臓 肺動脈狭窄、心房中隔欠損症, 肥大型心筋症など 骨格系 翼状頸、外反肘、胸郭異常など 発育・発達 低身長。 精神運動遅滞は軽度から無し。 皮膚 色黒 腫瘍 時にJMML(juvenile myelomonocytic leukemia)をはじめとした白血病を合併。 その他 停留精巣、出血傾向(第XI因子の部分欠乏、血小板減少症など)、感音性難聴、胎児水腫をしばしば伴う。 PTPN11遺伝子のエクソン7,12,13の遺伝子変異を有する例が80%程度である。 PTPN11遺伝子変異陰性のLEOPARD症候群の6人中2人にRAF-1の遺伝子変異が同定された。 発生頻度 世界で200例程度とされている。 日本での報告は数例程度である。 実際の頻度は不明。 症状・診断 LEOPARD症候群はmultiple lentigines(多発性黒子)、electrocardiographic conduction abnormalities 心伝導障害)、ocular hypertelorism 眼間解離)、 pulmonary stenosis 肺動脈狭窄)、abnormal genitalia (外陰部異常)、 retardation of growth 精神遅滞)、sensorineural deafness 感音性難聴 の頭文字を並べて命名された症候群である。 すべての症状が必ずしも合併するわけではなく、症例によりバリエーションも高い。 骨格系 成長障害、胸郭異常(75%) 皮膚 黒子は4,5歳で出現し、思春期になるまでに1000個程度にまで増える。 カフェ・オーレ班は約半数にある。 腫瘍 数人の患者に報告がある(myelosdysplasia、急性骨髄性白血病、神経芽細胞腫、悪性黒色腫)。 発生頻度 日本では2005年から2008年の間で、約30人が遺伝子診断された(青木ら、未発表データ)。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌 成長 出生時はLFDの場合もあるが、その後は成長障害・低身長がみられ、相対的に頭囲は大きい。 けいれん、Chiari奇形の合併。 乳児期に横紋筋肉腫、神経芽細胞腫、学童期以降に膀胱腫瘍 その他 新生児の低血糖、成人期の骨粗鬆症。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌。 側頭部の狭窄、眉や上眼瞼部の低形成が特徴的。 心臓 肥大型心筋症、心房中隔欠損症、肺動脈狭窄がある。 発育・発達 精神運動遅滞は4疾患のうちで最も重度で、けいれんを合併することもある。 皮膚 カールした脆弱な毛髪、手足の緩い皮膚、しわの深い手掌・足底、色黒、角化、黒子、色素班 腫瘍 合併はまれ。 2009年までに急性リンパ性は白血病が2例に、肝芽腫が一例に合併。 その他 精神遅滞の重度なヌーナン症候群と診断されている場合が多い。 歩行を獲得できず、重症心身障害児 者)施設入所の人もいます。

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発達障害の種類と特徴・症状

コステロ 症候群

概要 コステロ症候群とは、全身各種臓器に症状をきたすようになる遺伝性疾患のひとつを指します。 症状としては、特徴的な顔つきや柔らかくて緩い皮膚、巻き毛などの外見的な症状以外に、成長発達面での遅れ、精神発達遅滞、心疾患(やなど)、悪性腫瘍の合併などがみられます。 HRASと呼ばれる遺伝子に関連した疾患であり、といった別の病気と同系列の遺伝子異常です。 ヌーナン症候群は日本において難病指定を受けている疾患であり、100名ほどの患者さんがいらっしゃると推定されています。 運動精神面での遅滞や各種内臓合併症を伴う疾患であることから、長期的にフォローアップすることが必要不可欠な疾患です。 原因 コステロ症候群は、HRASと呼ばれる遺伝子異常を原因として発症します。 HRAS遺伝子は、細胞が増殖したり分裂したりするのに必要不可欠な遺伝子です。 HRAS遺伝子に異常が生じると、細胞増殖や分裂が常に生じるような方向付けがなされてしまうようになり、コステロ症候群が発症すると考えられています。 なおこうした細胞増殖や分裂に関係する遺伝子はHRAS遺伝子以外にも存在することが知られており、各種遺伝子の協調運動として「RAS-MAPKシグナル伝達経路」と呼ばれる情報伝達経路が知られています。 RAS-MAPKシグナル伝達経路に関連する遺伝子異常に伴う疾患は、コステロ症候群以外にもなどが知られています。 コステロ症候群は遺伝子異常で発症する病気ですが、多くの場合は突然遺伝子異常が発生することから病気に至ります。 遺伝子異常を持った方がお子さんを有する場合、「常染色体優性遺伝」と呼ばれる遺伝形式をとります。 症状 コステロ症候群では、出生後から哺乳が上手にできないことがあり、哺乳障害と成長障害を呈することがあります。 身体の小ささと比較して、頭が相対的に大きいことも特徴です。 また精神発達面で遅れをみることもありますが、成長と共に社交的な性格になることが多いです。 外見からわかる特徴としては、特徴的な顔貌、緩い皮膚、手のひらや足の裏の深いしわ、巻き毛、乳頭腫(口回りに出来ます)などがあります。 眼球運動障害やなどを見ることもあります。 コステロ症候群では心臓に関連した病気を指摘されることも多く、やなどが見られます。 さらに、約10%の患者さんに、神経芽細胞腫、などの悪性腫瘍を合併します。 こうした心臓関連の病気や悪性疾患は、治療介入を行わなければ致死的になることもあるため、早期発見早期治療介入を行うことが重要です。 検査・診断 コステロ症候群は上記に述べたような症状をもとにして診断します。 HRAS遺伝子の異常に起因する疾患であることから、遺伝子検査を行って同遺伝子異常がないかどうかを検討することもされます。 HRASと呼ばれるタンパク質は、いくつかのアミノ酸が連なって形成されていますが、特に12番目に位置する「グリシン」が「セリン」に置き換わっているタイプの遺伝子異常がもっとも頻度が高いです。 しかし遺伝子検査だけで診断できない場合もあることには留意が必要です。 コステロ症候群では、各種内臓合併をともなうことも多いです。 たとえば心疾患であれば、胸部単純レントゲン写真や心臓超音波検査、心電図検査などが行われることになります。 こうした臓器障害の評価を目的とした検査も重要です。 治療 コステロ症候群に対しての根本的な治療方法は存在しません。 そのため、症状に合わせての支持療法が中心となります。 出生後しばらくは哺乳が上手に出来ないことから、チューブを用いた経管栄養がなされることもあります。 ときに心臓に関連した手術を行う必要があることもあります。 また、悪性腫瘍を発生することも多いため、早期治療介入が出来るように定期的な経過観察が必要不可欠です。 悪性腫瘍が発症した場合には、手術療法や化学療法、放射線療法などを組み合わせつつ治療が行われることになります。 コステロ症候群では、成長面や心疾患、悪性腫瘍以外にも全身に渡って症状を生じます。 整形外科的な問題や眼科的な問題、発語商材、皮膚の症状を呈することもあります。 また、遺伝性疾患としてコステロ症候群が発症していることもあるため、遺伝カウンセリングが必要となる場面もあります。 したがって、コステロ症候群の治療に関しては、包括的な医療体制を敷きつつフォローアップすることが重要となります。

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コステロ(Costello)症候群 診断の手引き

コステロ 症候群

2009年にloose anagen hairを伴うNoonan様症候群にSHOC2遺伝子変異が報告された。 また頻度はまれであるがNRAS遺伝子変異も同定された。 発生頻度 海外の論文では1000-2500人に一人であるが、日本では10000人に一人程度であると考えられているが実際の頻度は不明。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌眼間解離、眼裂斜下、眼瞼下垂など 心臓 肺動脈狭窄、心房中隔欠損症, 肥大型心筋症など 骨格系 翼状頸、外反肘、胸郭異常など 発育・発達 低身長。 精神運動遅滞は軽度から無し。 皮膚 色黒 腫瘍 時にJMML(juvenile myelomonocytic leukemia)をはじめとした白血病を合併。 その他 停留精巣、出血傾向(第XI因子の部分欠乏、血小板減少症など)、感音性難聴、胎児水腫をしばしば伴う。 PTPN11遺伝子のエクソン7,12,13の遺伝子変異を有する例が80%程度である。 PTPN11遺伝子変異陰性のLEOPARD症候群の6人中2人にRAF-1の遺伝子変異が同定された。 発生頻度 世界で200例程度とされている。 日本での報告は数例程度である。 実際の頻度は不明。 症状・診断 LEOPARD症候群はmultiple lentigines(多発性黒子)、electrocardiographic conduction abnormalities 心伝導障害)、ocular hypertelorism 眼間解離)、 pulmonary stenosis 肺動脈狭窄)、abnormal genitalia (外陰部異常)、 retardation of growth 精神遅滞)、sensorineural deafness 感音性難聴 の頭文字を並べて命名された症候群である。 すべての症状が必ずしも合併するわけではなく、症例によりバリエーションも高い。 骨格系 成長障害、胸郭異常(75%) 皮膚 黒子は4,5歳で出現し、思春期になるまでに1000個程度にまで増える。 カフェ・オーレ班は約半数にある。 腫瘍 数人の患者に報告がある(myelosdysplasia、急性骨髄性白血病、神経芽細胞腫、悪性黒色腫)。 発生頻度 日本では2005年から2008年の間で、約30人が遺伝子診断された(青木ら、未発表データ)。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌 成長 出生時はLFDの場合もあるが、その後は成長障害・低身長がみられ、相対的に頭囲は大きい。 けいれん、Chiari奇形の合併。 乳児期に横紋筋肉腫、神経芽細胞腫、学童期以降に膀胱腫瘍 その他 新生児の低血糖、成人期の骨粗鬆症。 症状・診断 顔貌 特徴的な顔貌。 側頭部の狭窄、眉や上眼瞼部の低形成が特徴的。 心臓 肥大型心筋症、心房中隔欠損症、肺動脈狭窄がある。 発育・発達 精神運動遅滞は4疾患のうちで最も重度で、けいれんを合併することもある。 皮膚 カールした脆弱な毛髪、手足の緩い皮膚、しわの深い手掌・足底、色黒、角化、黒子、色素班 腫瘍 合併はまれ。 2009年までに急性リンパ性は白血病が2例に、肝芽腫が一例に合併。 その他 精神遅滞の重度なヌーナン症候群と診断されている場合が多い。 歩行を獲得できず、重症心身障害児 者)施設入所の人もいます。

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